NHK大河「光る君へ」がスタートし、いくつものロケ地が判明しています。
ここでは「光る君へ」の主人公紫式部のゆかりの地も含めご紹介していきます。
「光る君へ」のロケ地、そしてゆかりの地の聖地巡礼の参考にしてみてください。
「光る君へ」ロケ地まとめ①~⓹
「光る君へ」のロケ地がクランクインのロケ地と合わせて判明しているのが4か所!
中には吉高由里子さんの目撃情報から推測されたロケ地もあります。
- 平安神宮(京都)
- 歴史公園えさし藤原の郷(岩手県奥州市)
- 鬼怒川河川敷(栃木県小山市)
- 打毬シーン(栃木県壬生町)
- 目撃情報より推測ロケ地:茨城県常陸太田市の橋
「光る君へ」ロケ地①クランクインは平安神宮(京都)
「光る君へ」の最初のロケ地は平安神宮です。
クランクインは2024年28日(日)京都・平安神宮から始まりました。
まさに雅な主人公・紫式部の役の吉高由里子さんと、藤原道長役の柄本佑さんの姿が披露されています。
平安神宮は平安遷都1100年を記念して創建され、観光客が多く訪れるというだけではなく京都市民の総社として崇敬されていることでも知られています。
実際訪れると、朱塗りされている社殿がとても美しく、まさに平安京の雅やかな雰囲気を感じることができる建物です。
- 住所:京都府京都市左京区岡崎西天王町97
- アクセス:東山(京都府)駅徒歩10分
- 営業時間:8:30-18:00(神苑拝観受付17:30まで)
- 定休日: 無休
「光るの君へ」の聖地巡りのスタートにオススメです、平安の時代を肌で感じられること間違いないでしょう。
「光る君へ」ロケ地②舞のシーン:歴史公園えさし藤原の郷(岩手県奥州市)
「光る君へ」ロケ地の2つ目は『歴史公園えさし藤原の郷』です。
- まひろ(紫式部)が取りを追ってきた場所。
- 紫式部が「五節の舞」に出席し、姫たちと一緒に舞を披露しシーン
「歴史公園えさし藤原の郷」は岩手県奧州市にある奥州藤原氏の歴史と文化を紹介する平安時代のテーマパークとなっていてこれまでの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のロケ地にもなっています。
- 住所:岩手県奥州市江刺岩谷堂小名丸86−1
- アクセス:水沢江刺駅より車で約15分
- 営業時間:9:00〜17:00
- 入場料:大人1000円他
▼歴史公園えさし藤原の郷の公式Xでもロケがあったことがわかる投稿をされています。
いよいよですね、大河ドラマ「#光る君へ」!
当園が登場するたび、撮影を思い出し、この美しい映像にドキドキ・ワクワクしております。
歴史公園えさし藤原の郷では十二単着付け体験などもできるということで、ロケ地巡りでぜひ体験されてみてはいかがでしょうか。
「光る君へ」ロケ地③鬼怒川河川敷(栃木県小山市)
「光る君へ」ロケ地の3つ目は『栃木県小山市・鬼怒川河川敷』です。
鬼怒川河川敷ではまひろ(紫式部)と三郎(藤原道長)の出会いの場所となっています。
この河原の出会いのシーンは『源氏物語』の光源氏と若紫(紫の上の出会いを彷彿とさせるシーンだと脚本・大石静さんが話されています。
このセリフがまさに「源氏物語」で最初に登場する人物で、桐壺帝のご寵愛を誰よりも受けていた女性として知られている光源氏の母・桐壺更衣とリンクすると話題になっています。
▼脚本・大石静さんがこうおっしゃっています。
紫式部の人生で起きた出来事が後に『源氏物語』に関わってきたかもしれないと想像させるようなシーンは多々あります。
紫式部の一生を描くと言う中に「源氏物語」を想像させるシーンがあるというのもロケ地がどこであるかも一緒に考えながら楽しめそうです。
「光る君へ」ロケ地④打毬シーン:栃木県壬生町
「光る君へ」ロケ地の4つ目は『栃木県下都賀郡壬生町』ですが詳しい場所の特定がされていません。
藤原道長が上級貴族とともに(平安時代の)打毬(だきゅう)(現在でいう馬術競技=ポロのようなスポーツ)をしているシーンを撮影したと「光る君へ」の公式アカウントが伝えています。
「光る君へ」の公式アカウントで8月にロケが行われたとされています。
壬生町には大河ドラマ『麒麟がくる(2020年1月19日~2021年2月7日放送)』のロケ地となった『嘉陽が丘ふれあい広場』があるので同じ場所でのロケだった可能性があります。
- 住所:栃木県下都賀郡壬生町上稲葉1056
- アクセス:国谷駅西口から徒歩約43分) 、壬生駅出口から徒歩約50分
周りは緑に囲まれたのどかな土地です。
「光る君へ」ロケ地⑤茨城県常陸太田市の橋
「光る君へ」ロケ地の5つ目は「茨城県常陸太田市の橋」です。
吉高由里子さんの目撃情報がSNSにあり、『大河御用達の橋』というのが茨城県常陸太田市に2つあり、どちらかがロケ地になった可能性があります。
▼茨城県常陸太田市 久慈川支流山田川の地獄橋
住所: 茨城県常陸太田市谷河原町
▼常陸太田市落合町新落合橋
橋は木造であることから時代劇のロケ地として使われることが多いです。
「光る君へ」ロケ地・ゆかりの地まとめ★京都・滋賀・福井⑥~⑱
「光る君へ」には「紫式部」のゆかりの地、京都・滋賀・福井に複数存在します。
6.石山寺(滋賀県大津)
7.盧山寺(京都)
8.土御門邸跡(京都)
9.京都御所(京都)
10.一条院跡(一条院内裏跡)(京都)
11.小野篁卿墓・紫式部墓所(京都)
12.雲林院(京都)
13.紫式部公園(福井)
14.大原野神社(京都)
15.上賀茂神社(京都)
16.大覚寺(旧嵯峨御所)(京都)
17.伏見稲荷大社 (京都)
18.晴明神社(福井)
19.本興寺(福井)
では「光る君へ」のロケ地・ゆかりの地を詳しくご紹介していきます。
「光る君へ」ロケ地・ゆかりの地⑥石山寺(滋賀県大津)
「光る君へ」ロケ地・ゆかりの地は「石山寺(滋賀県大津)」です。
紫式部の『源氏物語』の始まりの場所と言われ、実際に執筆していたであろう「源氏の間」と呼ばれている部屋も存在します。
- 住所:〒520-0861 滋賀県大津市石山寺1丁目1−1
- アクセス:石山寺駅より徒歩約10分
- 営業時間:8:00~16:30
- 入山料:中学生以上600円他
源氏物語は須磨の「今宵は十五夜なりけり」は、琵琶湖の水面に映る十五夜を眺めて浮かんだであろう一節が始まりと言うことです。
源氏物語のファンの方もよく訪れているゆかりの地です。
「光る君へ」ロケ地・ゆかりの地⑦盧山寺(京都)
「光る君へ」ロケ地・ゆかりの地は「盧山寺」です。
紫式部の邸宅跡で曾祖父が建てた「盧山寺」です。ここで育ち、藤原宣孝との結婚後もここで生活をしています。
源氏物語の執筆をした場所としても知られています。
- 住所:京都府京都市上京区北之辺町397
- アクセス:今出川駅より徒歩約5分
- 拝観料:500円
盧山寺本殿入口に紫式部の歌碑があります。
『めぐりあひて見しやそれともわかぬ間に 雲がくれにし夜半の月影」
現代語訳:せっかく久しぶりに逢えたのに、ほんのわずかな時間であわただしく帰ってしまわれた….。まるで雲の合間にさっと隠れてしまう夜半の月のようでした。
紫式部の源氏物語ファンはぜひ、足を運んでみてください。
「光る君へ」ロケ地・ゆかりの地⑧土御門邸跡(京都)
「光る君へ」ロケ地・ゆかりの地は「土御門邸跡」、藤原道長邸宅です。
まひろ(紫式部)が住んでいた盧山寺ととても近い場所にあります。
- 住所:京都府京都市上京区京都御苑
- アクセス:今出川駅徒歩10分
土御門邸跡からまひろ(紫式部)が生まれ育った家の盧山寺まで調べると徒歩6分ほどでした。
ロケ地巡りでも土御門邸跡から盧山寺まで歩いてみるのもいいですね。
「光る君へ」ロケ地・ゆかりの地⑨京都御所(京都)
「光る君へ」ロケ地・ゆかりの地は「京都御所」です。
源氏物語では光源氏が生まれ育ったところとなります。
- 住所:京都府京都市上京区京都御苑3 京都御苑
- アクセス:市バス「烏丸今出川」より徒歩5分、JR京都駅から約23分
- 入場料:無料
源氏物語でも京都御所は光源氏が生まれ育った場所と言うことになっています。
実際には794年に平安京に遷都されてから明治維新まで天皇家が住まわれていたのがこの京都御所です。
圧巻の佇まいは訪れる価値ありです。
「光る君へ」ロケ地・ゆかりの地⑩一条院跡(一条院内裏跡)(京都)
「光る君へ」ロケ地・ゆかりの地は「一条院跡」です。
紫式部はここが仕事場となっていました。少女の頃から慕っていた藤原道長の娘で一条天皇の妃の彰子が源氏物語を気に入っていたこともあり、高い教養を身につけさせるために女房、そして家庭教師として仕えています。
- 住所:京都府京都市上京区
- アクセス:今出川駅より徒歩約17分
紫式部の日記にも「内裏」と書かれ、一条院が登場します。天皇の住まいが「内裏」となりますが、一条院は一度、火事で焼失しているため、一条天皇の母邸宅=里内裏がその後、「一条院」と言われています。
紫式部が中宮で仕事をしながら平安の時代の雅な貴族の社会を目にし、肌で感じながら源氏物語執筆にはイマジネーションを膨らませていったのかもしれませんね。
「光る君へ」ロケ地・ゆかりの地⑪小野篁卿墓・紫式部墓所(京都)
「光る君へ」ロケ地・ゆかりの地は京都にある紫式部のお墓がある「小野篁卿墓・紫式部墓所」です。
- 住所:京都府京都市北区紫野西御所田町
- アクセス:北大路駅徒歩10分
小野篁卿墓と紫式部墓所がすぐそばにあるその理由があります。
平安時代に書かれた紫式部の「源氏物語」はとても人気となりましたが、一方では男女の物語として世の人々を惑わし、世の風紀を乱したとされたとされ、紫式部の死後、地獄に落ちたと言われていました。
それを不憫におもった紫式部・源氏物語推しの人々が、死後の紫式部を地獄から救いたい、救ってほしいという願いで、小野篁(生前は嵯峨天皇に仕え、歌人としても知られていた人物)の伝説で昼は朝廷に仕え、夜は“閻魔大王”に仕えていると言われていました。
生前からあの世とこの世を行き来できるとされていた小野篁のお墓のそば紫式部のお墓を移したことで紫式部は救われたと言われています。
「光る君へ」のロケ地巡礼としても行ってみたくなる場所で、次のご紹介する紫式部の最初のおはかがあった「雲林院」にも近いです。
「光る君へ」ロケ地・ゆかりの地⑫雲林院(京都)
「光る君へ」ロケ地・ゆかりの地は「雲林院」です。
紫式部が晩年過ごし、死後、最初にお墓があった場所です。
- 住所:京都市北区紫野雲林院町23
- アクセス:市バス「大徳寺前」より徒歩3分
- 拝観料:無料
源氏物語にも「雲林院」が出てきます。
雲林院は今昔物語の舞台となっていて、源氏物語でも藤壺に振られた光源氏が出家し、籠ったと書かれています。
やはり紫式部の生活が源氏物語にもしみ込んでいるようです。
「光る君へ」ロケ地・ゆかりの地⑬紫式部公園(福井)
「光る君へ」ロケ地・ゆかりの地は「紫式部公園」です。
紫式部が越前で1年余り過ごしたとされていることを記ねんして作られたのが「紫式部公園」です。
- 住所:福井県越前市東千福町20
- アクセス:
バス停(紫式部公園/福井県越前市)徒歩1分
福井(越後)は紫式部の父が越前国司となったことをキッカケで父と共に越前に行き、紫式部が唯一、京を離れ1年あまり過ごしていたされています。
紫式部公園には12単衣姿の金色の紫式部像が鎮座しています。
「光る君へ」ロケ地・ゆかりの地⑭大原野神社(京都)
「光る君へ」ロケ地・ゆかりの地は「大原野神社」です。
紫式部が氏神として崇め、とても愛していた場所となっています。
- 住所:京都府京都市西京区大原野南春日町1152
- アクセス:洛西口駅より車で約15分
源氏物語の中でも紫式部はこの大原野神社を帝の行列が大原野に向かうとしてその様子を書かれています。
境内にある鯉沢池は奈良の「猿沢池」を真似して作られたということですが、鯉沢池に浮かぶ睡蓮、そして池に架かる橋とのコラボ風景がクロード・モネの「睡蓮の池」に似ているとして観光に訪れる人が多いようです。
「光る君へ」ロケ地・ゆかりの地⑮上賀茂神社(京都
「光る君へ」ロケ地・ゆかりの地は「上賀茂神社」
縁結びのパワースポットとしても有名な「上賀茂神社 」ですが、紫式部も参拝されたと言われています。
住所:京都府京都市北区上賀茂本山339
アクセス:北山駅より徒歩約15分
「上賀茂神社」は約千年前からほとんど変わらない社殿の姿が圧巻!京都の観光地としても外せないスポットです。
「上賀茂神社」には「光る君へ」の紫式部役の吉高由里子さんと道長役の柄本佑さんも「光る君へ」の第1回の放送日に共に参拝しています。
第1回放送ではセットでの撮影となっていますが、参拝に訪れた吉高由里子さんがこんな発言をしています。
吉高さんが「上賀茂神社さんが撮影させてくれたらいいんじゃないですかね」と話し、神職も「ぜひ」と応じる場面があった。
引用:産経新聞
撮影許可が出たも当然ですね。もしかすると本物の本殿でのロケもあるかもしれません。
「光る君へ」ロケ地・ゆかりの地⑯大覚寺(旧嵯峨御所)(京都)
「光る君へ」ロケ地・ゆかりの地は「大覚寺」です。
紫式部の『紫式部日記』にも、この『大覚寺』が登場し、『大沢池の月が素晴らしい』と書かれています。
- 住所:京都府京都市右京区嵯峨大沢町4
- アクセス:嵯峨嵐山駅より徒歩約15分
源氏物語では光源氏が出家し、2~3年この大覚寺で過ごしたとされています。
『大沢池』を眺めるには春の頃か、紅葉の時期がより美しい景色となるでしょう。
「光る君へ」ロケ地・ゆかりの地⑰伏見稲荷大社 (京都)
「光る君へ」ロケ地・ゆかりの地は「伏見稲荷大社」です。
紫式部のライバルとしても知られている清少納言が「お山巡り」をしたことでも知られていますが、京都の観光スポットとしても有名な場所です。
- 住所:京都市伏見区深草薮ノ内町68
- アクセス:JR「稲荷駅」下車すぐ
- 入場料無料
本殿から奥社へ続く千本鳥居は素晴らしく圧倒されるほどです。
「光る君へ」ロケ地・ゆかりの地⑲晴明神社(京都)
「光る君へ」ロケ地・ゆかりの地は「晴明神社」です。
晴明神社は陰陽師として知られているその時代、天文学者としても有名だった安倍晴明が祀られている神社です。
安倍晴明と紫式部は同じ時代に活躍していますが、2人に面識があったかどうかは定かではありません。
しかも二人年齢差は40~50歳あったとされています。
安倍晴明と紫式部の共通点は朝廷で働いていたということ。ですが、紫式部が働きだしたのが1005年、安倍晴明が亡くなったのが同じ年の1005年なので面識があったかどうかと言うのが定かではないようです。
安倍晴明とゆかりがあったのは藤原道長です!そのため「光る君へ」のゆかりの地としました。
- 住所: 京都府京都市上京区晴明町806
- アクセス:今出川駅より徒歩約12分
安倍晴明と藤原道長のエピソードがあります。その時代、権力者の道長でしたがよく思っていない者たちも多くいたようです。
そのため、政敵により呪いである呪詛がかけられているのを安倍晴明が見破り、道長を救ったとされています。
また安倍晴明と道長の何かしら関係があったのは道長の日記である「御堂関白記」に安倍晴明の名が登場することもあったので間違いないでしょう。
紫式部と安倍晴明の関係性は不明としても、紫式部は道長から安倍晴明の事を耳にしていたかもしれませんね。
「光る君へ」ロケ地・ゆかりの地⑲本興寺(福井)
「光る君へ」ロケ地・ゆかりの地は「本興寺」です。
紫式部が父と一緒に越前にきて過ごしましたが、京に帰る際、境内に梅の木を植えたと言われています。
- 住所:福井県越前市国府1-4-13
- アクセス:たけふ新駅徒歩5分
紫式部は白梅の木植えますが、紫式部が亡くなった後にこのゆかりの地に娘の賢子が来て紅梅の木を植えたと言われています。
梅の咲くころ、感慨深い思いで「光る君へ」のロケ・ゆかりの地、本興寺へ足を運んではいかがでしょう。
まとめ
大河ドラマ「光る君へ」の「ロケ地・ゆかりの地19選」ご紹介しました!
- 平安神宮(京都)
- 歴史公園えさし藤原の郷(岩手県奥州市)
- 鬼怒川河川敷(栃木県小山市)
- 栃木県壬生町
- 茨城県常陸太田市の橋
- 石山寺(滋賀県大津)
- 盧山寺(京都)
- 土御門邸跡(京都)
- 京都御所(京都)
- 一条院跡(一条院内裏跡)(京都)
- 小野篁卿墓・紫式部墓所(京都)
- 雲林院(京都)
- 紫式部公園(福井)
- 大原野神社(京都)
- 上賀茂神社(京都)
- 大覚寺(旧嵯峨御所)(京都)
- 伏見稲荷大社 (京都)
- 晴明神社(福井)
- 本興寺(福井)
「光る君へ」のドラマの人気と相成って、ロケ地・ゆかりの地巡礼も盛り上がりそうですね。