学校内に蔓延るさまざまな問題を解決する大人気ドラマ「GTO」のスペシャル版が、カンテレ・フジテレビの開局65周年特別ドラマとして2024年4月1日に放送されました。
「GTOリバイバル」と名付けられた同作品では、新たな高校に赴任した鬼塚の奮闘が描かれています。
作中では現代ならではの問題を多く取り扱っており、過去のドラマ同様にメッセージ性の強い作品になると思われましたが、いざ放送されるとネットでは不評の声が相次いでいました。
何故「GTOリバイバル」は不評な作品として評価されてしまったのでしょうか。
そこで本記事では、2024年4月1日に放送された特別ドラマ「GTOリバイバル」について、
・作品のあらすじ
・不評と言われる理由
・ネットの声
などを中心に紹介していきます。
GTOの26年ぶりの新作、「GTOリバイバル」について
まず初めに、本記事で取り扱う「GTOリバイバル」について、簡単なあらすじと作品情報を紹介します。
あらすじ
鬼塚英吉(反町隆史)は、新たに私立相徳学院高校へ赴任することとなった。相徳学院ではSNS上でフォロワーが200万人近くいる暴露系インフルエンサー“裁ノカ笑”が様々なネタで炎上を巻き起こしており、実際に相徳学院の教師や生徒たちも何人もがネット上で晒されては炎上のネタにされている。次第に校内では“裁ノカ笑”に晒されないように、生徒たちは日々お互いの顔色を伺い、疑心暗鬼になりながら学校生活を送るようになってしまっていた。そんな相徳学院を鬼塚は新たに赴任するも、教師は皆この問題に触れようとはせず––––。
《作品情報》
制作:カンテレ
脚本:山岡潤平
主題歌:POISON / BLUE ENCOUNT × Takashi Sorimachi
期待値は高かったが評価は不評だった
26年ぶりの新作として、かなり期待値の高かった「GTOリバイバル」ですが、いざ放送が終了するとSNS上では「残念だった」と不評な感想をアップする視聴者が続出していました。
期待値が高かった分、実際の放送を見てガッカリした方も少なくなかったようですが、何故そのような不評な声が多く見られたのでしょうか。
ここからは「GTOリバイバル」が不評とされる理由について、深掘りして紹介していきます。
不評だった理由
SNS上の声を見ていると、「GTOリバイバル」で不評だったとされる理由は大きく分けて3つほど挙げられていました。
「GTOリバイバル」が不評だった3つの理由について、ここからそれぞれ詳しく見ていきましょう。
①内容を詰め込みすぎている
最も多く見られたのは、2時間弱の尺の中で内容があまりにも詰め込まれすぎているといった声でした。
もともとGTOは全12回で放送されたドラマであり、一つ一つの課題や問題を深掘りして解決していく過程が魅力の作品だったともいえます。
しかし今回の特別ドラマは1話限りで尺も2時間弱だったので、結果的にさまざまな問題を詰め込みすぎて本来のGTOらしさが出せなかったといった声が多く見受けられました。
放送時間の問題だから仕方ないのかもしれませんが、ドラマ版のGTOが好きな方には物足りない内容だったのかもしれません。
②過激な場面が少ない
近年の厳しい放送規制のもと、どうしても平成中期に放送されたドラマGTOと比較すると、GTOリバイバルでは過激なシーンがかなり少なくなった印象がありました。
主人公の鬼塚の熱血なシーンが最大の見どころだったドラマ版とはかなり作風が変わっており、GTOリバイバルではそういった過激な場面がかなり自粛されています。
26年前と今とではテレビ放送の規制が全くと言っていいほど変わっており、かなり厳しくなっているのもあってGTOらしさが感じられないといった声も少なくなかったようです。
③新規ファンが楽しめない
最後に紹介するのは、GTOリバイバルは新規ファンにはあまり楽しめないといった意見です。
今作はドラマ版での登場人物のやり取りなどが多く描かれている一方、新規ファンにとっては分からないような展開も多々見られました。
いかんせん過去作は26年前のドラマになるで、今の若い世代だと見たことがない方も少なくないのではないでしょうか。
そういった新規ファンでも楽しめるように、「もっと作中で分かりやすい解説などがあればいいのに」、などの説明不足な点を惜しむ声も多いようです。
視聴者の声
最後に、SNS上にアップされていたGTOリバイバルを実際に視聴した視聴者の声をいくつか紹介します。
やはり期待値が高かった分、2時間の尺のドラマでは物足りなさを感じた方が多かったようですね。
ただその一方で、下記のような声も多く見られています。
26年前から人気の高かった反町隆史さんと松嶋菜々子さんの2人の姿が、再び見られただけでも十分幸せだと感じる視聴者も多かったようです。
両者ともに26年前と変わらないほど綺麗なままで、驚かされた方も少なくなかったのではないでしょうか。
まとめ
以上、今回は26年ぶりの新作となった「GTOリバイバル」が不評だと言われる理由など中心に紹介しました。
本記事で紹介した内容を最後に要約すると、
・作品のあらすじ
→相徳学院に赴任した鬼塚の奮闘劇が描かれておる
・不評と言われる理由
→内容が詰め込みすぎている、規制が多い、新規ファンには分かりづらい、など
・ネットの声
→不評な声が多い一方、反町隆史と松嶋菜々子のコンビが見れて喜ぶ声もあった
となります。
期待値が高かった分、何かと物足りなさを感じさせた作品でしたが、要所要所では本来のGTOらしさが出せた作品でもあったのではないでしょうか。
今後もまた特別ドラマや映画など、何かしらの形で続編を公開してほしいですよね。
今回も最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。