2024年4月15日より放送が開始された春ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」がネット上で非常に面白いと評判になっています。
当作は2021年からモーニングで連載が始まったコミックを原作とした、記憶障害の脳外科医の日常が描かれた作品です。
初回は視聴率が6%とやや不安な出だしとなりましたが、とても丁寧に作られた構成と視聴者を虜にする洗練されたヒューマンドラマが高い評価を受け、第2話終了時点で今季最高のドラマだとも言われるほど。
そんな「アンメット ある脳外科医の日記」とは、一体どのような作品なのでしょうか。
今回は2024年春ドラマの「アンメット ある脳外科医の日記」について、
・物語のあらすじ
・主なキャスト
・作中の見どころ
上記の3点を中心に詳しく紹介していきます。
ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」について
まず本記事で取り扱う「アンメット ある脳外科医の日記」について、あらすじや作品情報、主なキャスト陣などを紹介していきます。
下記をご確認ください。
あらすじ
1年半前に事故で脳を損傷した脳外科医の川内ミヤビ(杉咲花)は、その際に過去2年間の記憶をすべて失ってしまった。
それだけでなく新しい記憶も1日限りで消えてしまい、寝て起きたら前日の記憶がなくなる記憶障害を発症してしまう。
事故後から川内ミヤビは毎朝5時に起きて机の上の日記を読んで失った記憶を覚え直す生活を強いられながらも、関東医科大学病院脳神経外科でリハビリを続けながら、事故の前に研修で働いていた丘陵セントラル病院に勤務していた。
そんなある日、アメリカ帰りの脳外科医・三瓶友治(若葉竜也)が新たに着任。三瓶友治のためにミヤビが院内を案内していると、突如急患が運び込まれてきて––––。
作品情報
制作:MMJ
製作:カンテレ
脚本:篠﨑絵里子
原作:子鹿ゆずる / アンメット-ある脳外科医の日記-
放送局:フジテレビ
放送開始:2024年4月15日
オープニング:上野大樹 / 縫い目
エンディング:あいみょん / 会いに行くのに
キャスト
- 杉咲花(主演)
- 若葉竜也
- 岡本天音
- 生田絵梨花
- 山谷花純
- 尾崎匠海
- 中村里帆
- 安井順平 他
作中の見どころは?
ネット上で視聴者方すこぶる高評価を得ている「アンメット ある脳外科医の日記」の見どころはどのような点なのでしょうか。
ここからは作中の見どころ2つをピックアップして詳しく紹介していきます。
見どころ①:記憶障害に患う川内ミヤビの患者との向き合い方
事故により直近2年間の記憶と新しい記憶も1日限りで消えてしまう記憶障害を患ってしまった川内ミヤビは、医者でありがら医療行為は一切おこなわない看護助手として病院に勤務していました。
そんな中、アメリカから帰国した三瓶友治が着任したことでその日常は徐々に変化していきます。
自分は何者なのか、医者である自分がやなければならないことは何なのか。
自身の記憶障害と医療従事者としての立場で揺れる中で、ミヤビは次々と運び込まれてくる患者と向き合いながらその答えを見つけていこうとします。
記憶障害だからこそ理解できる相手の苦しみや葛藤、そうして患者に寄り添うことで自分の生き方を見つめ直していくミヤビの姿が、当作の1番の見どころではないのでしょうか。
物語は基本的に1話完結の形態となっているので、毎回様々な病気や事情を抱えた患者とミヤビは病院で出会っていきます。
次々と運ばれてくる患者たち、そして個性豊かな病院勤務のメンバーたち。
病院の中で医者と患者の立場として繰り返される新たな出会いがミヤビにどのような変化をもたらすのか、そういった点に是非注目して視聴してみてください。
見どころ②:切なくて淡いヒューマンドラマ
2つ目の見どころとして紹介するのは、病院に運ばれてくる患者の抱える事情が織りなす切ないドラマです。
第1話では女優として活躍していたものの脳梗塞で失語症を患ってしまった患者が、そし第2話では左半身を麻痺してしまった全国大会を目指す強豪校のサッカー部員がミヤビの元へ運ばれてきます。
患者たちにはそれぞれドラマがあり、どうにかして苦しみながらも元の生活に戻ろうと必死に抗う姿がとても印象的な作品です。
各患者の心理描写がとても鮮明に描かれており、患者が抱える苦しみや葛藤がリアルに伝わってくる点もこのドラマの特徴といえます。
こうした各患者ごとに描かれる丁寧で切なく、そして淡いヒューマンドラマ当作の見どころの一つでしょう。
希望を失いながらも生きていくこと、自身の夢を諦めきれない患者の姿は多くの視聴者の胸を強く打つこと間違いなしです。
また。難しい病名や症状が時折出てくるものの、決してストーリーを複雑にはせずに分かりやすく描いている点も魅力の一つ。
ドラマ作品でありながら、自分の生き方や日々の過ごし方などを考えさせてくれる作品となっています。
まとめ
以上、今回は2024年春ドラマの中でも一際評判が高い「アンメット ある脳外科医の日記」について紹介しましたがいかがだったでしょうか。
本記事では作品のあらすじやキャストなどの基本情報、そして作中の見どころ2選などを中心にまとめましたが、最後に今回の記事を箇条書きで要約すると、
・物語のあらすじ
→事故で記憶障害を患った脳外科医の物語
・主なキャスト
→主演は杉咲花、若葉竜也や生田絵梨花、岡山天音などが出演
・作中の見どころ
→ミヤビの脳外科医としての生き方、そして患者が抱えるドラマ
上記のようになります。
一見よくある医療ドラマだと思われがちな「アンメット ある脳外科医の日記」ですが、実際にその中身はさまざまなことを考えさせられる作品となっています。
翌日には昨日の記憶を失ってしまうほど重度な記憶障害を患ってしまった脳外科医が、次から次に病院へと運ばれる患者に対してどのように向き合っていくのか。
そして患者一人ひとりのドラマを通じて、記憶障害を持つミヤビ自身がどのように生き方を改めていくのか。
2024年春ドラマ最高作品と言われるだけの重厚なドラマとなっているので、是非一度視聴してみてはいかがでしょうか。
きっと視聴者の胸を強く打ち、実に多くの物事を深く考えさせてくれる作品になるのではないかと思います。