「君の名は」や「天気の子」などの制作者として人気を博している新海誠さん。
近年のアニメ映画を代表する作品を幾つも輩出してきた方と言っても過言ではないでしょう。
その新海誠さんが、2007年に制作した「秒速5センチメートル」という作品をご存知でしょうか。
まだ新海誠さんがそこまで有名になる前に制作され公開された作品ですが、ファンの間ではかなり評価が高く人気の作品の一つです。
そんな「秒速5センチメートル」がなんと実写映画化されることが決まり、ファンの間では大きな話題となっています。
そこで本記事では実写映画化される「秒速5センチメートル」について、
・主演はだれ?
・作品情報
・胸が苦しくなるといわれる理由は?
などを中心に、深掘りして紹介していきます。
新海誠作「秒速5センチメートル」が実写映画化!
新海誠さんが制作したアニメ映画「秒速5センチメートル」が、2024年9月22日に実写映画化されることが発表されました。
公開予定時期は2025年秋といわれており、独特な心理描写とどこか儚げな原作の作風をどのような実写化するのかに今から注目が集まっています。
そんな実写版「秒速5センチメートル」ですが、主演は誰が務めるのでしょうか。
主演の他、現在発表されている作品情報から見ていきましょう。
主演はSixTONESの松村北斗!その他の作品情報
実写版「秒速5センチメートル」で主演を務めるのは、SixTONESの松村北斗さんです。
松村北斗さんといえば2022年に公開された「すずめの戸締まり」にて宗像草太役として出演しており、これで新海誠さんの作品に携わるのは二回目となります。
「すずめの戸締まり」の時から新海誠さんは松村北斗さんを高く評価しており、今回の人選につながったのではないかとも言われています。
今回、新海誠作品初の実写化となる「秒速5センチメートル」に主演として出演する松村北斗さんは、
この作品はは沢山の方の人生に深い影響を与えてきた作品だと思っています。
視聴者の数だけこの作品への解釈があり、僕も僕なりの解釈を持っていました。そんな素晴らしい作品に僕が参加することに対して不安がありましたが、新海さんから言っていただいた「北斗くんで(映画を)見たいです。」というお言葉で挑戦する覚悟ができました。
原作の製作陣、ファンの方への敬意を胸に刻んで、しっかり挑みます。
とコメントしており、とても気合十分な様子が伺えますね。
その他、現在公表されている作品情報は以下のとおりです。
原作:秒速5センチメートル / 新海誠
監督:奥山由之
脚本:鈴木史子
制作プロダクション:Spoon.
配給:東宝
あらすじ
小学5年生の時に転校してきた明里に特別な感情を抱いていた貴樹。
二人は言葉では形容できないような関係性を築いていたが、明里の転校を機に小学校の卒業と同時に離ればなれになってしまった。別々の中学校に進学した後も手紙を通じて交流を図っていた二人だが、次は貴樹が鹿児島の種子島へ転向することに。
鹿児島へ行くと最後、今後はもう明里に会うことができないと察した貴樹は、明里に会いに行くことを決意する。
だが約束の日、貴樹の住む東京には記録的な大雪に見舞われて––––。
「秒速5センチメートル」をみると胸が苦しくなるといわれる理由は?
2007年に公開された「秒速5センチメートル」を視聴した方の多くが、視聴後「胸が苦しくなった」といった感想を挙げていますが、そういわれる理由は何なのでしょうか。
最後に「秒速5センチメートル」をみると「胸が苦しくなる」といわれる理由について紹介したいと思います。
理由①全体的なセンチメンタルな作風
「秒速5センチメートル」は、貴樹の小中学校時代を描いた「桜花抄」、種子島での高校時代を描いた「コスモナウト」、そして社会人編の「秒速5センチメートル」の3つのエピソードから成り立っています。
どのエピソードも一貫して貴樹の淡々とした回想や心理描写で描かれており、そのセンチメンタルな雰囲気がどこかエモさと儚さを感じさせると評判です。
誰しもが一度は感じたことがあるような感情の浮き沈みや、言葉ではうまく言い表せないような心理描写の表現に長けた作品といえるのではないでしょうか。
また、魅力である美しい風景の映像とは対照的な悲壮感漂う作風が、まさに視聴者の胸をグッと苦しめる要因の一つとも言われているようです。
理由②報われない恋
「秒速5センチメートル」で描かれるのは「報われない恋」で、主人公の貴樹は社会人になってもなおかつて思いを寄せていた明里の影を引きずったまま生き続けています。
高校生、社会人と次第にステージを変えていながらも、時間の経過とともに明里との思い出が美化されて未来への一歩を踏み出せない貴樹。
誰しもが経験するであろう、初恋の儚さと特別感が存分に描かれており、思わず共感してしまうのではないでしょうか。
人生観や恋愛観、そしていつまで経っても特別な思い出のままである初恋の相手など、そういった繊細な要素をかなり鮮明に描いた作品だけに心苦しさを感じてしまわざるを得ない方が多いようです。
ラストで流れる山崎まさよしさんの主題歌「one more time one more chance」も物語にピッタリで、より一層余韻を引き伸ばしてくれます。
一部では「鬱アニメ」といわれるほど余韻が残る作品だからこそ、多くの人の胸に刺さったのかもしれませんね。
まとめ
以上、今回は先日製作が発表された実写版「秒速5センチメートル」について紹介しました。
本記事では実写版「秒速5センチメートル」の主演や作品情報、視聴すると胸が苦しくなるといわれる理由についてお伝えしましたがいかがでしたか?
最後に本記事の内容を簡潔にまとめると、
・主演はだれ?
→SixTONESの松村北斗
・作品情報
→2025年秋に公開予定
・胸が苦しくなるといわれる理由は?
→センチメンタルな作風と報われない恋というテーマ
となります。
多くの視聴者に絶大なインパクトを残した「秒速5センチメートル」ですが、実写版ではどのような作品に仕上がるのでしょうか。
主演の松村北斗さんだけではなく、明里役を務める女優が誰になるのかも気になりますよね。
そういった今後の続報にも注目です。