「何もしていないのに勝手に壊れた」と本当に言いたくなるようなことが、ここ数日でいろいろなところに起こっており、かなり大きな影響も与えています。
その内容としては、パソコンの画面が突然青い画像で埋め尽くされてしまい、パソコンが使えない状況となってしまったというものです。
その影響は飲食店や空港、個人のパソコン、企業用のPCなどさまざまなところで影響を与えているほどです。
そんな状況に陥っているWIndowsのPCについて、なぜこのようなことが起こっているのかを徹底的に解説します。
Windowsブルースクリーンとは
Windowsブルースクリーンは、パソコンの初期設定画面やWindowsのOSに深刻なエラーが起きた時にメッセージを表示するときにでてくる際、画面背景が青いことから名前を付けられています。
今回の場合には、エラーが発生している状態であり、深刻なエラーにより通常の起動ができない状態であります。
この状態で無理にパソコンの電源を切ることや、無理やり軌道をさせようとすると、PCに重大なエラーが生じてしまって起動しなくなる危険性もあるので注意してください。
もし可能なら、USBメモリなどを突き刺して、パソコン内のデータに関してバックアップを取ることをしてもらい、データ消去など重大な影響がないようにしましょう。
分からない場合には、専門の業者さんに連絡をして、対応してもらうことをおすすめします。
再起動を繰り返す?
今回問題になっている件については、パソコンに異常が発生したので、再起動をする必要がありますという画面が出てくるエラーです。
再起動してもまた同じ画面が繰り返し起動しており、何度やってもブルースクリーンの状態から抜け出せないという状態が続きます。
原因としては、米国のセキュリティー企業「クラウドストライク」が提供しているセキュリティーソフトを導入したことです。
セキュリティーソフトの名前は「Falcon(ファルコン)」であり、導入したパソコンからあちこちで再起動が連続する障害が出ています。
原因については、「291」という名称のチャンネルファイルのようであり、ここのプログラムにロジックエラーが存在していたため、エラーが発生したようです。
その後、エラーの修正は完了しており、調査結果については今後更新していくとのクラウドストライクから説明がされています。
今回の事件で、影響を受けたと思われるWindows PCは、世界で約850万台との推計です。
これだけでもかなり大きな影響があったというのが分かると思います。
対策方法はあるの?
この現象について、復旧させるための対策方法に何かないかとお悩みの方もいるでしょう。
この記事を書いている途中でも、どうしたらいいのかわからないという方も、いまだに数多くいるかと思われます。
そんな人たちのために、ネット上で発見したいくつかの復旧方法を発見しましたので紹介します。
クラウドストライクによるブルースクリーンの復旧方法 回復コンソールで C:\Windows\System32\Drivers フォルダの Crowdstrike を、適当にリネームして再起動してください
引用;https://x.com/shaan_cr7/status/1814184335161094414
1 セーフモードまたは回復環境で起動
2 C:∕WindowsSystem32drivers∕CrowdStrike∕ ディレクトリに移動
3 C-00000291*.sys に一致するファイルを探し、削除
4 通常通り起動
引用:https://x.com/joekawakami/status/1814195421348303008
クラウドストライプ社からもやり方が公開されていますが、パソコンを起動して、不要なファイルを削除もしくは適当に名前を変えた後に、起動するだけで簡単に通常通り戻るようです。
手順としてはかなり少なく済みますので、まだPCの状況が修復できていない方は試してみてください。
まとめ
今回の事件ではかなり多くの企業や個人が影響を受けており、一時的に経済活動がストップするほどの影響が広範囲に出ました。
現在では原因特定は完了しており、影響が出ていた企業や個人についても徐々に復旧してきているようです。
今後も復旧していくものですが、まだあなたがお使いのPCについて復旧していない状態でしたら、本記事で記載したような方法を利用して作業を進めてください。
すこしでも数多くの方のPCが復旧できて、問題がすべて解決できるようにお祈りします。