「薬屋のひとりごと」は、2011年に小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載が始まったライトノベル作品です。
中国を題材とした架空の世界で発生する事件を解決していくミステリー作品で、連載開始の翌年にあたる2012年にはRay Booksから単行本として発売が開始されました。
アニメ化されたのは2023年10月のことで、2024年3月までの半年間にかけて全24話が放送されています。
そんな「薬屋のひとりごと」ですが、1期のアニメ放送終了後に2期のアニメ化が発表されたことでSNSを中心に大きな話題を集めました。
そこで本記事は、「薬屋のひとりごと」に関する
・制作陣や声優などの作品情報
・2期の見どころ
について詳しく紹介していきます。
薬屋のひとりごとの作品情報
まず初めに、本記事で紹介する「薬屋のひとりごと」について、あらすじや主な制作陣、声優などの作品情報を紹介します。
あらすじ
《薬屋のひとりごとのあらすじ》
とある時代の、とある大陸の中央に位置するとある大国。
その国の帝の妃たちが住む後宮には、猫猫(マオマオ)と呼ばれる1人の少女がいた。
猫猫は花街で過去に薬師をしていたものの、とある事情があって現在は後宮で下働き中をしている。
そんなある日、猫猫は帝の御子たちが何故か短命で亡くなっていることを知った。
現在後宮に暮らしている二人の御子も、両者ともに病に身体を侵されて次第に弱っているという。
その話を聞いた猫猫は、自身の薬師としての知識をもとに興味本位でその原因を調べ始めていると、その様子を見た美形の宦官・壬氏(ジンシ)は、猫猫を帝の寵妃の毒見役に抜擢した。
人間にはまるで興味がないものの毒と薬への執着は異常なまでにある、そんな元薬師の猫猫は、次第に街で発生する事件に巻き込まれていくようになり––––。
制作陣・声優
下記がアニメ版の「薬屋のひとりごと」の制作陣と主な出演声優です。
制作陣
監督:長沼範裕
シリーズ構成:長沼範裕
キャラクターデザイン:中谷友紀子
アニメ制作:TOHO アニメーションスタジオ
製作:「薬屋のひとりごと」製作委員会
放送局:日本テレビ系列
話数:全24話
声優
猫猫:悠木碧
壬氏:大塚剛央
高順:小西克幸
玉葉妃:種﨑敦美
梨花妃:石川由依
里樹妃:木野日菜
阿多妃:甲斐田裕子
梅梅:潘めぐみ
白鈴:小清水亜美
女華:七海ひろき
やり手婆:斉藤貴美子
羅門:家中宏
李白:赤羽根健治
小蘭:久野美咲
翠苓:名塚佳織
やぶ医者:かぬか光明
羅漢:桐本拓哉
ナレーション:島本須美
2期の作品情報と見どころ
2023年10月から2024年3月までアニメ1期が放送されましたが、原作同様にアニメ版も評価が高く、1期の最終話の放送後にすぐさま2期の放送決定が発表されています。
2024年4月時点で原作の小説は15巻までが刊行されていますが、その中でアニメ1期では2巻終了時点までを描いていました。
なので2期では原作の小説の3〜4巻当たりのエピソードが中心になるのではないかと思われます。
原作もまだまだ連載中なのもあって、2期の人気次第では今後3期や4期の放送も十分にあり得そうですね。
ただ、2024年4月現在では未だに2期に関する情報はあまり公になっておらず、放送開始も2025年予定としか発表されていません。
具体的な放送日時、詳しいあらすじや追加で登場するキャラクターや声優などは、今後随時発表されていくと思うので公式からの続報を待ちましょう。
次からは2期での見どころについて紹介します。
1期で回収されなかった伏線回収
2期の放送決定が決まった際に原作の作者である向日葵さんは、下記のようなコメントを残していました。
薬屋は元々小説四巻で綺麗に終わりという気持ちで書いていたので、三巻以降のエピソードがアニメ化するとなれば、手を合わせるしかありません。
引用:コミックナタリー
一期を観ていたときに視聴者の皆さんが覚えたであろう違和感が、二期でおそらく解消されるかと思います。
皆さま、これからも『薬屋のひとりごと』をよろしくお願いいたします。
1期で放送された24話の中には、最終回でも回収されなかった伏線がいくつかありました。
そういった放置されたままになっている伏線が、2期の物語にどのような形で関わっていき、最終的に回収されていくのか。
まさに2期の見どころは、1期で放置されたままになっていた伏線の回収といえるでしょう。
それだけに、間違いなく1期も視聴しておかないと2期を楽しむことは難しいと思われます。
まだ放送開始まで時間があるだけに未視聴の方は2期の放送までに1期を、既に視聴済の方でも2期の放送前に復習も兼ねて1期を見返すと、よりスムーズに2期を楽しむことができるのでないでしょうか。
まとめ
以上、本記事ではアニメ2期の制作が決まって話題沸騰中の「薬屋のひとりごと」について、1期のあらすじや作品情報、2期の作品情報と見どころについて紹介しました。
いかがだったでしょうか?
今回の記事で紹介したことを要約すると、
・制作陣・声優などの作品情報
→制作はTOHOで、悠木碧・小清水亜美・名塚佳織などの有名声優が多く出演
・2期の見どころ
→1期で放置されたままだった伏線の回収
上記のようになります。
中国をモチーフした架空の世界で、薬師の知識を生かして多くの事件や問題を解決していくミステリー作品、「薬屋のひとりごと」。
ミステリー要素だけでなく、その独特な世界観やキャラクター同士の掛け合いなど、さまざまな側面を持つアニメ作品として人気を博しています。
もともと原作は4巻で終わらせるつもりだったという作者のコメントがあるだけに、ある意味原作の2巻までを描いた1期とその後を描く2期で一区切りになるのではないでしょうか。
1期で未回収のままだった伏線がどのように2期の物語に深みを与えていくのか、注目ですね。
今は公式サイトからの新たな情報の発表を待ちましょう!