Blueskyってなに?一言で言えば、Twitterと同じ類のSNSの一つですが、Twitter(現X)対抗SNSとして話題になっています。
が、ここではBlueskyについて分かり易く説明し、Twitterとの違いもまとめてご紹介していきます!
Bluesky(ブルースカイ)ってなに?
Twitter(X)対抗SNSとして登場した分散型SNS「Bluesky」が一般公開されたとニュースになったのが2024年2月6日です。
▼「Bluesky」基本情報はこちら
- 創設時期:2019年末
- 創設者:当時Twitterの最高経営責任者(CEO)Jack Dorsey氏
Blueskyは以前から「招待コード」を必要とした「招待制」の分散型SNSとしてテスト段階から始まっていました。
今、話題になっているのはBlueskyが限られた人のアクセスから徐々にユーザーを増やす段階の調整を重ねて、一般公開になったということです。
と言うはBluesky(ブルースカイ)は「招待制」がなくなり、誰でも自由に利用できるようになったという画期的な発表があったということです。
『Blueskyにサインアップ(招待コードは不要)』
これまでのBlueskyは招待制だったことで他のSNSとは違い、ユーザー同士の間がとても近かい、そして穏やかな雰囲気で利用されていたと言われていました。
そして対抗と言われていたTwitter(現X)と比べられる点がいくつも出ています。
Bluesky(ブルースカイ)の目的は?
Bluesky(ブルースカイ)の目的はこれまでにないSNSの分散型するアプリを開発し、ユーザー自身にユーザーデータの所有と管理の権限を分配するということです。
▼ユーザーデータの所有と管理の権限を分配とはどういうことか?
ユーザー自身でサーバーを自由に構築できる、言い換えればネット上で自由にコミュニケ―ションできるということです。
これまでのSNSにない、ユーザー個人に多くの権限と自由が与えられることにより、これまでのSNSの基盤の環境よりも透明性が高いSNSとしての場所になるのが目的とされています。
Bluesky(ブルースカイ)の特徴は?
Bluesky(ブルースカイ)の特徴をまとめます。
これまでの中央に集権したサーバーの存在=プラットフォーム上のSNSではなく、ユーザーが自分でサーバーを構築/管理して、ユーザー同士でデータを共有できるというのが何よりの特徴です。
そして特に大きな特徴はユーザー自身で管理できることから可能になる特徴が次の3つが挙げられます。
- アカウントの引継ぎ(投稿・履歴・フォロワーなど)可能。
- ユーザー自身でアルゴリズムの選択可能
- 他のSNSとの情報の共有が可能
*詳しくはこの記事内の『Bluesky(ブルースカイ)とTwitterの違いまとめをわかりやすく』の項でご紹介します。
分散型SNSであれば、プラットフォームによる独占やデータ管理に対する懸念など、Xのような従来のSNSを悩ませている日常的な批判に対処することになる。すべてをオープンにすれば、ユーザーが同じネットワーク上に他のSNSのプロファイルを構築して他のユーザーがそれに参加することも、同じフォロワーを引き継いだり投稿履歴を保持したりすることも可能になる。
引用元:CNET Japan
このようなことからもこれまでのSNSとは違った新しいSNSであることがわかります。
特にユーザーが自由に…..そんな感覚が想像できますね。
ではBluesky(ブルースカイ)とTwitterの違いを見ていきます。
Bluesky(ブルースカイ)とTwitterの違いまとめをわかりやすく
Bluesky(ブルースカイ)とTwitterでは最初に目につくプロフィールでは違いがほぼないことから「似ている」と言う印象を持たれる方も少なくないようです。
各名称にもその違いが表れています。ここではBluesky(ブルースカイ)とTwitter、そしてXで比較します。
Bluesky | X | |
Post | ツイート | ポスト(Post) |
Feed(ユーザーの投稿) | タイムライン | – |
Repost | リツイート | リポスト(Repost) |
Quote Post | 引用リツイート | 引用ポスト(Quote Post) |
Twitterが現在Xとなっていますが、Bluesky(ブルースカイ)との名称が同じになっているのもありますね。
そして『Bluesky(ブルースカイ)の特徴』の項でも3つの特徴について紹介しましたが、そのBluesky(ブルースカイ)の特徴がTwitterとの機能の違いでもあります。
Bluesky(ブルースカイ)とTwitterの機能の違い比較表
Bluesky(ブルースカイ)とTwitterの機能の違いを分かり易く比較表にまとめたのがこちらです。
機能比較 | Bluesky | |
SNSの特徴 | 分散型 | 中央集中型 |
最大文字数 | 300 | 120 |
画像投稿 | 〇 | 〇 |
動画投稿 | × | 〇 |
DM | × | 〇 |
鍵垢 | × | 〇 |
ハッシュタグの機能 | × | 〇 |
アクション | コメント、いいね、Repost、QuotePost、ミュート、ブロック、ユーザーフォロ | リプライ、いいね、リツイート、ミュート、ブロック、ユーザーフォロ |
フィールド | 複数から選択 | 用意されている(ホームタイムライン、トレンド、リストなど) |
ざっと見てアクションは同じ感じなので使いがっては良さそうですね。
ただBluesky(ブルースカイ)は動画NG、DM機能や鍵垢機能などTwitter(X)では普通に出来た機能がないというのは今後、ユーザーによっては希望するとこですね。(2024年2月7日時点の情報です。複数のアカウントを持つことは可能です。)
Bluesky(ブルースカイ)とTwitterの違い① ユーザー管理
Bluesky(ブルースカイ)とTwitterの最大の違いはBluesky(ブルースカイ)は『分散型 SNS』、Twitterは『中央集権型SNS』と言うことです。
Bluesky(ブルースカイ)が分散型SNSとしてのアプリの開発によってTwitterにはない機能が出来ています。
これにより、Twitterが中央集権型SNSとして一つの組織がデーターやルール、そしてユーザーの管理しているのとは違い、Bluesky(ブルースカイ)はデーターの管理をユーザー自身、複数のサーバーで行えます。
これまでにないユーザーの自由度がかなり高いSNSと言うので期待している人も少なくないでしょう。
またBluesky(ブルースカイ)はプラットフォームではなく、アカウントの引継ぎもユーザー自身で行うことが可能になっているということです。
Bluesky(ブルースカイ)とTwitterの違い② コンテンツの自由設定
Bluesky(ブルースカイ)とTwitterの違い2つ目は、Bluesky(ブルースカイ)はユーザーが見たいコンテンツを自由に設定すことが可能だということです。
ユーザー自身で管理するということでさらにユーザーが自由に設定できる範囲が広がっているということです。
この点もTwitterだけではなくこれまでにないSNSとしての特徴でもあります。
Bluesky(ブルースカイ)とTwitterの違い③ 他SNSとの共有
Bluesky(ブルースカイ)とTwitterの違い3つ目は、TwitterはTwitterのユーザー同士の間でしか共有はできませんが、Bluesky(ブルースカイ)は別のSNSでも共有が可能と言うことです。
まさに垣根を越えてと言う感じの使い方が出来るということです。
Bluesky(ブルースカイ)とTwitterの違い④ ユーザー参加の開発
Bluesky(ブルースカイ)とTwitterの違い4つ目は、TwitterはTwitterが開発やアプリの中でユーザーが利用していますが、Bluesky(ブルースカイ)は違います!
Bluesky(ブルースカイ)はオープンソースのプロジェクトがあり、望めばユーザーが新機能やアプリの開発に参加できるということです。
具体的な内容は今後、公表されていくのかと思われますが、本当にそんなSNSが!?と期待してしまいますね。
Bluesky(ブルースカイ)が分散型SNSの標準になっていくことは間違いなさそうですね。
ただ、そうなるとセキュリティなどの問題も浮上してきそうですが、今後、目が離せません。
まとめ
Twitterと似ている!?と話題になっているBluesky(ブルースカイ)ですが、創設者は元Twitter・CEOのJack Dorsey氏です。
Bluesky(ブルースカイ)は独自に開発されたアプリを使い、ユーザー自身がアカウント情報を管理する分散型の新しいSNSです。
2024年2月6日にこれまでの招待制をなくし、誰でも利用できると公開され、すでにアクセスが集まっているようです。
その特徴からユーザーのSNSの使い方が変わってきそうですね。